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化学物質のリスクアセスメントの実態について

雑記

※この記事は、感想です。

化学物質のリスクアセスメントを知らない中小企業もいるでしょう。
実施してないのがばれると労基署から指導も入るでしょう。
そんな化学物質のリスクアセスメントについての感想です。

平成28年(2016年)6月1日、労働安全衛生法が改正され、SDS交付義務の対象となる物質(※平成30年3月1日時点で673物質)について事業場におけるリスクアセスメントが義務付けれらました。

そして令和5年(2023年)10月、厚生労働省のアンケートによると、化学物質のリスクアセスメントが必要な対象物を使用している事業所のうち、きちんとリスクアセスメントを実施しているのが、58.2%で、法に触れない物質使ってるけど、実施している事業所が52%という結果が得られたそうです。

率直に、以外と少ないなと感じました。義務化して7年ってけっこう経ってます。ただリスクアセスメントって努力義務のイメージがかなり強いので、正直かなり面倒ではあります。ぶっちゃけ通常のリスクアセスメントの存在すら知らない現場作業員もいますよ。

意識改革が必要

アンケートの事業所規模が載ってないので、なんとも言えないですけど、やっぱり情報に弱かったり(改正されたことを知らない)、リスクアセスメントの担当者を置いてなかったりするのかなぁと。かといって、労働局が事業所全体に通知するのもお金がかかりますし。だから推進者とか衛生管理者を設置するんですけどね。本当にもう推進者や衛生管理者の意識に左右される気がします。

実施するのは本当に大変

リスクアセスメントは物質だけでなくて、工程別に危険度を評価するので、実際の作業を知らないと出来ないです。今の私が勤める会社も、なんかやってはいるけど、物質名もまとめてある(例:有機溶剤)し、工程も大雑把に書いていて、、全部やり直すのは大変でした。どうせ一から作るならと思って、リスクアセスメントの支援ツールを使いました。他の部署のことはわからないので、他の部署の分は協力してもらって、ようやく完成しました。

これからどんどん項目が増える

令和4年5月の法改正時に、「いたちごっこだし、これからも対象物は増えるから、化学物質のリスクアセスメントはやっといた方がいいよ!」と宣言がありました。これからも管理には手間がかかります。なるべく使わないで済む方向にもっていきたいものです。

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